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木の動物  wooden- CREATURES
アトリエ ツリーソング     gargoyle
atelier TREE SONG
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 動物たちに接し

そのあまりにきれいな目で見つめられ

心の中まで見透かされているかのように感じることがあります


時にその立ち姿は

崇高な祈りをささげているかと思うほど

精神性の気高さを感じ はっとさせられます


動物にはふとした瞬間に、

遠く忘れ去られた本来の人間のありようや心の持ち方を

教えられることがあります



動物たちが持つぬくもり

そして ピュアな魂のようなものを

かたちにすることができたらいいな



こんなことが ものづくりの根っこにあることです









木の車「タートル」
オーク材、無塗装

 
 
 オーク材のはなし 

  < 落葉広葉樹  ブナ科コナラ属 還孔材

  <国産材ではミズナラの仲間

 ドングリの実をつける紅葉が美しい落葉高木です。材の中にたくさんの水を蓄えます。

 柾目取りした板材にはオーク材特有の厚い放射組識が斑紋として現れることがあります。これは虎斑(とらふ)とか銀杢(ぎんもく)などと呼ばれ、オーク材の大きな特徴で魅力でもあります。

 材質は堅牢で優れた耐久性や豊かな木目の魅力から建築材、家具材、船舶材、生活用具材として古くから好感が持たれ利用されてきました。とりわけ深く芳醇な香りを合わせ持つことからウイスキーやブランデー、ワイン等の樽材はオーク材に限定されており、洋酒製造にも欠くことができない材料として長年に亘って使われてきました。

 つまり欧米の人々の文明の進化に貢献し、生活文化に深く浸透し根ざしてきた木であり、じつに身近で愛すべき存在なのです。

欧米ではオークの木を 「森の王様」 <King of Forest > と呼んできました。またギリシャ神話では「聖なる木」とされ、イギリスでは妖精が住みついている木として崇められてきました。その他、古代より様々な文明から崇拝の対象となってきました。

それは、材木として良材であるだけでなく、森の中での存在そのものが尊敬に値するもの、「心のよりどころ」として親しまれてきたからです。その立木としてのたたずまいの立派さ、雄大さのみならず、何十何百種類もの昆虫、鳥、小動物を守り育んできた大きな包容力と崇高な精神性を持っていたからに他ありません。

 オークは成長にとても、とても時間がかかる樹です。その目の積んだ細かな年輪幅から、大きな森でゆっくり時間をかけて育った様子を伺い知ることができます。人々がオーク材の木目に強く惹かれる理由はゆっくり育ち、いくつもの季節を刻み込んだその木目の中に大自然の悠久なる時間を感じ取ることができるからでしょう。

 

 
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